廃棄物コラム

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会社で出た廃タイヤを積んでおく前に|300本を超えると消防への届出が要ります 2026.09.29

大量のタイヤが山のように積まれている様子

運送会社や工場で、自社の車両やフォークリフトのタイヤを交換したとき。工場の閉鎖や車両の入れ替えのとき。建設現場で、重機やダンプのタイヤを替えたとき。会社の事業で出た廃タイヤは産業廃棄物で、出した会社が自分で処理を頼むことになっています。販売店で交換して引き取ってもらったタイヤは、販売店の産業廃棄物になります。

そのため、自社で外したタイヤを、とりあえず敷地に積んでおくこともあるのではないでしょうか。

ところが、気づいたときには本数が増えていることがあります。タイヤは、3,000kg(乗用車のタイヤでおよそ300本)を超えると「指定可燃物」になり、あらかじめ消防への届出が要ります。名古屋市では、区の消防署の予防課に届け出ます。

困るのは、置き場にも決まりがあることです。産業廃棄物を置く場所には、囲いと、縦横60cm以上の掲示板が要ります。屋外で積むときは、積み上げる高さの基準も守ります。処理を頼むときは、運ぶ業者と処分する業者のそれぞれと書面で契約し、マニフェストを出します。

本数を数えて、増えすぎる前に出すのが確実です。廃タイヤの9割以上はリサイクルされていて、多くは細かく砕かれ、製紙工場などで燃料として使われます。ホイールが付いたままなら、タイヤとホイールを先に分けて出せば、ホイールの鉄やアルミは資源になり、ごみの削減になり処分費も安くなります。

目次

  1. 1. まず、種類と本数を数えておきます。
  2. 2. 廃タイヤは、こう使われています。
  3. 3. 窓口は当社ひとつです。
  4. 4. ご相談のときにお知らせいただきたいこと
  5. 5. まとめ

1. まず、種類と本数を数えておきます。

青いパレットと黒いパレットの上に、ホイールの付いていないタイヤが3〜4本ずつ積まれている様子
パレットの上に、タイヤを積んで置いている様子です。本数が増える前に数えておくと、出し方を決めやすくなります。

置いているタイヤについて、次のことが分かると、出し方を決めやすくなります。

  • ・タイヤの種類(乗用車、トラック、バス、建設機械、フォークリフトなど)
  • ・おおよその本数
  • ・ホイールが付いたままかどうか?
  • ・いま置いている場所と、置き方
  • ・今回だけか、これからも続けて出るか?
いちばん上にホイールの付いたタイヤがある、4本積まれたタイヤに、オレンジ色のホースが掛けられている様子
いちばん上のタイヤには、ホイールが付いたままです。タイヤとホイールを分けて出せば、ホイールは資源になります。

本数が分かれば、消防への届出が要る量に近いかどうかも分かります。

2. 廃タイヤは、こう使われています。

日本自動車タイヤ協会のまとめによると、2022年に国内で出た廃タイヤは9,200万本、重さにして100万8,000トンでした。このうち98万4,000トンが、リサイクルに使われています。

いちばん多いのは「熱利用」、いわゆるサーマルリサイクルです。廃タイヤを細かく切ったり砕いたりして燃料にし、燃やしたときに出る熱を、工場のボイラーや窯のエネルギーとして使います。2018年の集計では、廃タイヤの65%がこの使われ方で、そのうち製紙工場が43%でした。ほかに、セメント工場や製鉄所、化学工場でも使われています。

切断されたタイヤのかけらが、大きな山になっている様子
タイヤを切ったかけらが、山になっている様子です。

廃タイヤが燃料として選ばれるのは、石炭などの化石燃料の代わりになるからです。2022年は石炭などの値上がりで、代わりの燃料としての需要が増えました。省エネ法の改正で、事業者に化石燃料からの切り替えが求められていることも、需要を後押ししています。

燃料にするときは、タイヤの中に入っているビードワイヤーなどの鉄を先に取り除いた破砕品が求められるようになっています。取り除いた鉄は、鉄の原料としてリサイクルされます。

国の循環型社会形成推進基本法は、ごみの扱いの優先順位を、発生を抑える、そのまま使う、原料として使う、熱を回収する、適正に処分する、の順に定めています。サーマルリサイクルは、このうちの「熱を回収する」にあたります。燃やして終わりにせず、その熱を工場のエネルギーとして使い切る方法です。

形を生かして、タイヤを張り替えるための台に使われたり、再生ゴムやゴム粉になったりするものもあります。中古タイヤとして海外に出ていくものもあります。

3. 窓口は当社ひとつです。

株式会社エコ・コンシェルジュでは、廃タイヤの種類と本数を伺い、受け入れられる処理先を選び、日程を整えてお伝えします。

フォークリフトなど構内で使う車両からは、タイヤ以外に金属くずが出ることもあります。ホイールなどの金属部分や、ほかの金属くずも、あわせてご相談いただけます。

お客様が、運ぶ業者と処分する業者を1社ずつ探して連絡する必要はありません。

4. ご相談のときにお知らせいただきたいこと

次の3つが、分かる範囲で伝われば十分です。

  1. 1. タイヤの種類
  2. 2. おおよその本数と、出る頻度(月に何本、年に何回など)
  3. 3. いま困っていること(置き場がいっぱい、届出が要るか分からない、費用が妥当か分からない、など)

置いている様子の写真があると、状況が伝わりやすくなります。安全に撮れる範囲で構いません。

進め方や費用については、状況をうかがったうえで、より良いプランをご案内します。

5. まとめ

  • ・会社の事業で出た廃タイヤは産業廃棄物で、出した会社が自分で処理を頼みます。
  • ・種類と本数を数えておきます。3,000kg(乗用車のタイヤでおよそ300本)を超えると、消防への届出が要ります。
  • ・置き場には囲いと掲示板が要り、屋外で積むときは高さの基準を守ります。
  • ・ホイールを分けて出せば、鉄やアルミは資源になり、ごみの削減になり処分費も安くなります。
  • ・種類と本数を伺い、受け入れられる処理先を選んで、日程をお伝えします。

廃タイヤの種類と、おおよその本数、置いている様子の写真を、お問い合わせフォームからお送りください。

廃タイヤ1本も、捨てる前に確かめれば、工場の燃料や鉄の原料として次へつながります。

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