廃棄物コラム
ISOの運用で|廃棄物と情報機器の管理はどこを見られるのか 2026.09.14
内部監査で、廃棄物の委託先をどう確認しているか聞かれて、答えに詰まったことはないでしょうか。
許可証の写しを差し替えているだけで、実質は何も確認できていない。そう感じている方は、少なくないと思います。
パソコンやサーバーを廃棄したときも、同じことが起きます。管理台帳の記録と、実際の処分の記録がつながっていない。
ISO14001(環境マネジメントシステム)やISO27001は、認証を取ることだけが目的ではありません。
会社の業務に合った仕組みをつくり、続けて、改善していくことが本来の目的です。
この記事では、ISOの運用のなかで、廃棄物管理と情報機器の廃棄がどこを見られるのかをご紹介します。
あわせて、株式会社エコ・コンシェルジュがその確認をどう支援しているかをお伝えします。
なお、認証審査そのものは認証機関が行うものであり、当社の業務ではありません。
当社がお手伝いしているのは、仕組みづくりの整理と改善です。
目次
- 1. 認証を取ることと、仕組みが回っていることは別です
- 2. 廃棄物の管理は、どこを見られるのか
- 3. 情報機器の廃棄は、情報資産の管理でもあります
- 4. 見る側の目線を、どこで身につけたか
- 5. 報告書に、許可証と一緒に載せているもの
- 6. まとめ
1. 認証を取ることと、仕組みが回っていることは別です
認証を取得したあとも、日々の運用は続きます。
委託先の評価、廃棄物の分別、情報機器の廃棄の記録。こうした一つひとつは、毎日の業務の側にあります。
株式会社エコ・コンシェルジュがお手伝いしているのは、この「続ける部分」です。
廃棄物管理体制や社内ルールの見直し、内部監査や運用状況の確認、情報資産と情報セキュリティリスクの整理といった支援を行っています。
形式だけの仕組みにせず、実際の業務で使える管理体制を整えることを重視しています。
認証を取っていない会社にとっても、この整理は役に立ちます。
この記事は、認証を持っている・持っていないに関わらず、廃棄物管理と情報機器の廃棄を見直したい方に向けて書いています。
2. 廃棄物の管理は、どこを見られるのか
内部監査や外部審査では、廃棄物管理について確認される場面があります。
当社がご案内している支援には、廃棄物管理体制の整理や法令の確認、社内文書・管理手順・記録の残し方の見直しが含まれます。
委託先が変わった、担当者が代わった、拠点が増えた。
こうしたときに、廃棄物の扱い方や記録の残し方が、いつの間にか曖昧になっていることがあります。
株式会社エコ・コンシェルジュでは、いまの状態を確認したうえで、業務に合った管理の仕方をご提案しています。
自社の廃棄物置場の状態や、マニフェスト(産業廃棄物管理票)の保存状況。
こうした足元の確認の積み重ねが、内部監査で説明できる材料になります。
委託先の処理施設に足を運んで確認する方法もあります。

進め方はこちらの記事でご紹介しています。
処理業者を価格だけで選んでいませんか|委託先の処理施設を確認するという方法
この記事では、社内の仕組みとして、廃棄物管理をどう位置づけるかに絞ってご紹介します。
3. 情報機器の廃棄は、情報資産の管理でもあります
パソコンやサーバー、記録媒体を廃棄するとき、情報漏えいを防ぐことは当然の前提です。
ただ、それだけでは足りない場面があります。
「いつ、何を、どのように処分したか」という記録が、管理台帳の記載と結びついているか。
ここがつながっていないと、説明のたびに時間がかかります。
当社は、情報資産と情報セキュリティリスクの整理、記録方法の見直しも支援のテーマにしています。
ISO27001(情報セキュリティマネジメントシステム)の運用でも、同じ整理が材料になります。
機密書類を処分したあとの流れについては、こちらの記事でご紹介しています。
ハードディスクを処分する前に|情報漏えいを防ぐデータ消去・処理方法とは
社内規程やISO27001の運用で記録が必要な場合は、ご依頼の前にお知らせください。記録の残し方も、あわせてご相談いただけます。
4. 見る側の目線を、どこで身につけたか
ここまでは、当社が支援としてお伝えしている内容です。
では、その目線はどこで身につけたのか。
株式会社エコ・コンシェルジュの代表取締役は、一般財団法人日本要員認証協会(JRCA)に、環境マネジメントシステム審査員補として登録されています。
情報セキュリティの側でも、代表取締役が同じくJRCAに、情報セキュリティマネジメントシステム審査員補として登録されています。
ただし、認証審査そのものを行うのは認証機関であり、当社の業務ではありません。
当社がお手伝いしているのは、会社の業務に合った仕組みをつくり、続けていくための整理と改善です。
登録の内容は、JRCAが発行する登録証明書で確認できます。


登録証明書には、氏名と資格区分のほか、登録した日付も記載されています。環境マネジメント側は2004年2月15日、情報セキュリティ側は2012年9月4日です。
審査する側が何を見るのかを学んだうえで、廃棄物の現場に立っています。
その両方の目線で、いまの管理の状態を一緒に確認します。
この登録は、当社が認証機関であることを意味するものではありません。
5. 報告書に、許可証と一緒に載せているもの
委託先の処理施設の視察は、当社がお手伝いしています。
ご希望があれば、視察に同行します。お時間がない場合は、視察の代行も承っております。

株式会社エコ・コンシェルジュは、処理施設を持っていません。
写真の施設は、視察に伺った先です。場内で作業を行っているのは施設側であり、当社ではありません。
代行のときは、確認した内容をまとめた報告書をお渡ししています。
その報告書には、処理施設の許可証の写しと並べて、先ほどの登録証明書も綴じています。
「見に行った施設が、どういう許可を持っているか」。
「見に行った人間が、どういう目で見ているか」。
この2つを、同じ束にしてお渡ししています。
同じお客様に、13年間、毎年、中間処理施設の視察レポートをお渡ししてきました。
直近では、2026年2月にお渡ししています。
一度きりの確認で終わらせず、続けてご覧いただく。
仕組みが形だけで終わっていないことの、ひとつの手がかりだと考えています。
ISOの運用支援も、視察の同行・代行も、当社の事業として承っています。
費用をご負担いただく場合があります。進め方や費用は、状況をうかがったうえでご案内します。
6. まとめ
- ・ISO14001やISO27001は、認証を取ることだけが目的ではなく、続けて運用し、改善することが重要です
- ・廃棄物管理体制、法令の確認、社内ルールの見直しは、当社の支援テーマのひとつです
- ・情報機器の廃棄も、記録を情報資産の管理とつなげておくと、説明がしやすくなります
- ・代表取締役は、JRCAに環境マネジメントシステム審査員補、情報セキュリティマネジメントシステム審査員補として登録されています。ただし、認証審査そのものは認証機関の業務です
- ・視察の代行では、報告書に施設の許可証と登録証明書を一緒に綴じてお渡ししています。運用支援も視察も当社の事業で、費用をご負担いただく場合があります
いま運用しているISOで、廃棄物管理や情報機器の廃棄について気になる点があれば、次の3点を分かる範囲でお知らせください。
1、ISO14001/ISO27001のどちらを運用しているか(どちらでもない場合も、そのままで構いません)
2、いま気になっている場面(内部監査で指摘された、委託先の評価の記録が薄い、情報機器の廃棄の記録がない、など)
3、対象になりそうな廃棄物・情報機器(分かる範囲で)
お問い合わせフォームから、そのままお送りいただけます。
認証を取っていない会社でも構いません。