廃棄物コラム

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屋上アンテナ設備を撤去したあとに|資材置き場の鋼材とケーブルは、混ざる前に確認できます 2026.09.21

複数の建物の屋上アンテナ撤去工事が一区切りつくと、外した鋼管や支柱、取付金具、通信ケーブルが、いったん資材置き場に集まります。

1か所ずつでは多くない量でも、複数の建物の分がまとまると、置き場にまとまった量が積み上がることがあります。

このまま産業廃棄物として一括で処分してよいのか、資源として評価できる部分があるのか、判断に迷うことはないでしょうか。

置き場に集まった撤去材は、材質ごとに分けて置かれていれば、資源として評価できる可能性があります。

鋼管や取付金具といった鉄くず、通信ケーブルに含まれる銅など、対象になりうる品目は複数あります。

ただし評価できるかどうかは、材質や状態、数量によって変わります。写真を見せていただいたうえでの個別の確認が必要です。

なお、現場での撤去や積み込み、運搬は、株式会社エコ・コンシェルジュではなく、協力会社が行っています。

当社が担うのは、撤去材の内容を確認し、資源として評価できるかどうかをご案内する部分です。

目次

  1. 1. 1か所ずつは少量でも、まとまると山になる
  2. 2. 誰が何を担当しているのか
  3. 3. 置き場に着いた時点では、まだ材質ごとに分かれている
  4. 4. 分けたときと、混ぜたままにしたときの違い
  5. 5. まず、置き場の撤去材を3枚撮ってください
  6. 6. まとめ

1. 1か所ずつは少量でも、まとまると山になる

通信設備工事や電気設備工事では、1つの案件で複数の建物の屋上アンテナ設備をまとめて撤去することがあります。

1棟あたりの撤去材は、それだけを見れば多い量ではないかもしれません。

この記事で扱うのは、屋上に設置されたアンテナ設備の撤去材です。屋内の交換機やラック、フロア下の配線は、別の記事で扱います。

屋内設備の撤去で出るものについては、別の記事で扱っています。

複数の建物の分がひとつの資材置き場に集まると、話が変わります。

下の写真は、そうした工事のあとの資材置き場を撮影したものです。

鋼管や取付金具の山、ケーブルのコイル、木製のケーブルドラムが、それぞれ別の場所に置かれています。

この日は荷台への積み込みが行われていましたが、地面にはまだ撤去材が残っていました。

2. 誰が何を担当しているのか

ここで、当社が担っている役割と、担っていない役割を整理しておきます。

屋上での撤去作業、資材置き場での積み込み、置き場から処理先への運搬。

これらの現場作業は、株式会社エコ・コンシェルジュではなく、協力会社が行っています。

当社の担当者が重機やトラックを操作することはありません。

一方、下見(現地確認)は、当社が伺って行っています。

当社が担うのは、撤去材の内容を確認し、資源として評価できるかどうかを判断することです。

そのうえで、適切な処理につなげるための整理やご提案を行います。

撤去を請け負う工事会社と、その先の処理をつなぐ役割とお考えください。

3. 置き場に着いた時点では、まだ材質ごとに分かれている

置き場に集まった撤去材をよく見ると、種類ごとにまとまって置かれていることがあります。

鋼管や取付金具は山として、通信ケーブルはコイル状にまとめられて、といった具合です。

下の写真は、鋼管と取付金具がまとまって置かれている様子です。

表面は亜鉛めっきが施された鋼管とみられます。

赤く錆びた管や、白いフレコンバッグに入った機器の筐体とみられるものも、一緒に置かれていました。

これが何の機器かは、写真だけでは絞り込めない場合があります。銘板の写真か型式があれば、当社が確認します。

めっきが施された鋼管と取付金具が積み上げられ、隣の白いフレコンバッグに機器の筐体とみられる灰色の箱と赤く錆びた管が入っている様子。工事記録用の黒板の記載内容にはモザイク処理を施している
鋼管や取付金具がまとまって置かれている様子です。右のフレコンバッグには、機器の筐体とみられるものが入っていました。工事記録用に置かれた黒板の記載内容には、モザイク処理を施しています。

もう1枚は、通信用とみられるケーブルがコイル状に巻かれている様子です。

ケーブルの種類は写真だけでは絞り込めない場合がありますが、銅を含んでいれば資源として評価される対象になります。被覆の断面か、端に付いた表示が写っていれば、当社が見て確認します。

黒と青の通信用とみられるケーブルがコイル状に巻かれ、資材置き場の地面に置かれている。奥に緑色のフェンスと建物が見える。工事記録用の黒板の記載内容にはモザイク処理を施している
通信用とみられるケーブルが、コイル状にまとめて置かれている様子です。工事記録用に置かれた黒板の記載内容には、モザイク処理を施しています。

このように、置き場に着いた時点では、まだ材質ごとに分かれていることがあります。

混ぜてしまう前が、資源として評価できるかどうかを確認しやすい段階です。

4. 分けたときと、混ぜたままにしたときの違い

材質ごとに分けて置かれていれば、鉄くずや銅を含むケーブルなど、資源として評価できる品目があるかどうかを、処分する前に確認できます。

混ぜてしまうと、あとから分け直すのに手間と費用がかかります。

その結果、資源として評価される機会を失うことにつながります。

ただし、評価できるかどうかは、材質・状態・数量によって変わります。

同じ鋼管でも、汚れや腐食の状態、量によって扱いは変わります。ケーブルも被覆や芯線の状態次第です。

一律に「資源になる」とは言い切れません。

また、次のような場合は、費用をご負担いただくことがあります。

  • ・量が少ない場合
  • ・トラックへの積み込みに手間がかかる場合
  • ・他のごみが混ざっている場合

分別された状態が保たれているほど、確認と評価はしやすくなります。

あわせて、置き場が撤去材で埋まっている間は、次の工事の資材を置く場所が限られます。

処分費だけでなく、置き場を使えない時間も負担になるという見方もできます。

材質ごとに分けられた撤去材は、その後トラックに積み込まれ、処理先へ搬出されていきます。

下の写真は、その様子を撮影したものです。

積み込みや運搬は協力会社が行い、当社は分け方と行き先を決めて、書類が揃うまで見届けます。

作業員2名が、鋼管をトラックの荷台に積み込んでいる様子。1名が荷台の上に立ち、もう1名が下から鋼管を差し上げている。顔とヘルメットの表示にはモザイク処理を施している
作業員が、鋼管をトラックへ積み込んでいる様子です。この作業を行っているのは当社ではなく、協力会社です。(顔とヘルメットの表示にはモザイク処理を施しています)
撤去材を積んだトラックの後部。荷台の上に鋼管の先が見えており、背景に木製のケーブルドラムが並んでいる
撤去材を積んだトラックです。荷台の上に鋼管の先が見えています。運搬を行うのは当社ではなく、協力会社です。(ナンバープレートと工事記録用の黒板は、写らない角度でトリミングしています)

5. まず、置き場の撤去材を3枚撮ってください

屋上アンテナ設備の撤去工事で、置き場に撤去材が集まっている場合は、次の3枚の写真をお問い合わせフォームからお送りください。

  1. 1. 置き場の全景が分かる写真
  2. 2. 鋼材や支柱の山に寄った写真
  3. 3. ケーブルや機器類に寄った写真

この3枚があれば、材質や量のおおよそを確認できます。

撮影は、安全に行える範囲で構いません。屋上や高所に上る必要はありません。

地上や置き場の周りから撮影できる範囲で十分です。

お問い合わせフォームからは、写真だけでなく動画も送っていただけます。

撤去材の周囲を歩きながら撮った動画のほうが、状況が伝わりやすい場合もあります。

6. まとめ

  • ・複数の建物の屋上アンテナ設備をまとめて撤去すると、撤去材は資材置き場に集まり、まとまった量になります
  • ・置き場に着いた時点では、鋼管・取付金具・ケーブル・ドラムなどが、材質ごとに分かれて置かれていることがあります
  • ・分けて置かれた状態を保てば、鉄くずや銅を含むケーブルなど、資源として評価できる品目を確認しやすくなります
  • ・評価できるかどうかは材質・状態・数量によって変わり、量が少ない場合や搬出に手間がかかる場合などは、費用をご負担いただくこともあります
  • ・撤去材の内容を確認し、資源として評価できるかをご案内するのが当社の役割です。現場での撤去・積み込み・運搬は協力会社が行います

置き場に撤去材が集まったら、混ざってしまう前に、3枚の写真を撮るところから始められます。

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