廃棄物コラム

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廃棄物置場(ヤード)を見直す|分けられないのは、場所が足りないからかもしれません 2026.09.09

「分別してください」と現場に伝えても、結局ひとつの箱にまとまってしまう。そういう状況が続いていないでしょうか。

もしかすると、原因は分別の意識ではなく、分けて置く場所が足りないことかもしれません。区画や箱の数を見直すことで、変わることがあります。

今回は、実際の置場の写真をもとに、区画・表示・動線・箱の数という、見直せる範囲に絞ってご紹介します。

なお、株式会社エコ・コンシェルジュは、置場を施工する会社ではありません。いまある置場をどう使うか、箱や分別の方法をご提案するところが役割です。

目次

  1. 1. 分けたくても、置く場所がない
  2. 2. 置場の骨格は、区画の数で決まる
  3. 3. 見直すときの視点
  4. 4. 使い始めると、見えてくること
  5. 5. まず、置場の全景を1枚撮ってください
  6. 6. まとめ

1. 分けたくても、置く場所がない

金属くずも梱包材も木くずも、結局ひとつの箱にまとめて出している。そういう現場もあります。

分別の指示を出しても、置く場所がひとつしかなければ、そこにまとめて入れるしかありません。

分けると資源として評価しやすくなる場合があることは、鉄くずの記事でご紹介してきました。

詳しくは「鉄くずを捨てる前に|分別された状態と混ざった状態で、評価は変わります」をご覧ください。

分別が続かない原因は、現場ではなく置場の側にある場合があります。

2. 置場の骨格は、区画の数で決まる

置場を見直すときの出発点は、まず何品目に分けたいかを決めることです。

品目の数が決まったら、その数だけ置き場所を用意することになります。置き場所がなければ、分別は続きにくくなります。

コンクリートブロックで3つの区画に仕切られた、まだ何も置かれていない廃棄物置場。床はコンクリート敷きで、手前に排水溝、左手に扉付きのメッシュフェンスがある様子
まだ何も置かれていない状態の置場です。コンクリートブロックで3つの区画に仕切られ、床はコンクリート敷き、手前に排水溝、左手に扉付きのフェンスがあります。

このように区画が分かれていると、どこに何を置くかを決めやすくなります。

区画の数と広さは、敷地の広さと、分けたい品目の数に合わせて決めることになります。

置場を新しく作らなくても、いまある場所の使い方を決め直すところから始められます。

3. 見直すときの視点

区画ができたら、次に見直したいのが、表示・動線・雨・出入口の4点です。

ここに挙げるのは、日々の使いやすさの面から見直せる点です。

  • ・どの区画に何を置くか、表示や色分けで分かるようにする(担当者が替わっても迷わないようにする)
  • ・トラックが横付けできるか、フォークリフトが入れるかを確認する
  • ・雨に濡れると状態が変わるものは、屋根の下や濡れにくい位置に置く
  • ・部外者の投げ込みや持ち去りを防ぐため、フェンスや扉、鍵の状態を確認する

このうち動線は、回収にかかる費用にも関わります。

積み込みに手間がかかる場合(工場の奥から運び出す、2階以上から運び出すなど)は、費用をご負担いただくことがあります。

なお、量が少ない場合や、他のごみが混ざっている場合も、同じように費用をご負担いただくことがあります。

なお、品目ごとの置き方は「鉄くずを捨てる前に|タンクや配管フランジも、設備部品として資源評価の対象になります」でご紹介しています。

この記事で扱うのは、工場全体をどう区切るかという、一段大きな単位です。

4. 使い始めると、見えてくること

区画と箱を用意しても、使い始めると別の課題が見えてくることがあります。

コンクリートブロックで3つに仕切られた置場に青いコンテナが2基置かれ、右の区画には白い什器類、その外側の壁際には段ボールが積み上がっている様子
使い始めて1か月ほど後の、同じ置場です。青いコンテナが2基入り、右の区画には什器類、その外側には段ボールが積み上がっています。

写真のコンテナは、協力会社が設置・管理しているものです。現場によっては、お客様がご自身で用意された箱を使われている場合もあります。

箱に入りきらないものが置場の外に積まれているときは、分けたい品目の数に対して、区画や箱が足りていないのかもしれません。

回収の間隔が、発生量に合っていない場合もあります。

置場の作りが悪いということではなく、使い始めてから分かることです。

その場合は、箱を増やすか、回収の間隔を短くするかを、お客様と一緒に検討します。

実際の箱の入れ替えや回収は、協力会社が行います。

なお、箱の数や回収の間隔を変えると、費用の条件も変わることがあります。あわせてご相談ください。

置場は、作って終わりではなく、使いながら整えていくものです。

株式会社エコ・コンシェルジュでは、箱の数や回収の頻度の見直しについても、ご相談に応じています。

5. まず、置場の全景を1枚撮ってください

自分の置場を見直したいと思ったら、まず全体が写る写真を1枚撮ってみてください。

区画の数、箱の数、混ざり具合、屋根の有無、トラックの入口までが、1枚でおおよそ分かります。

高所に上ったり、機械の内部に入ったりする必要はありません。安全に撮影できる範囲で構いません。

写真は、お問い合わせフォームから添付してお送りいただけます。

あわせて、いま分けている品目の数、回収の頻度、契約している処理業者があるかどうかを教えていただけると、ご提案がしやすくなります。

株式会社エコ・コンシェルジュでは、必要に応じて現地を確認したうえで、その場所に合う箱や分別の方法、分別の場所、回収の手順をご提案しています。

6. まとめ

  • ・分別が続かないのは、意識の問題ではなく、置く場所が足りないことが原因の場合がある
  • ・分けたい品目の数に合わせて区画を確保することが、置場の見直しの出発点になる
  • ・表示、動線、雨、出入口も、見直すときの視点になる
  • ・使い始めると課題が見えてくる。箱の数と回収の頻度は、見直しながら整えていく
  • ・まずは置場の全景を1枚撮って、お問い合わせフォームから送るところから始められる

株式会社エコ・コンシェルジュは、置場を作る会社ではなく、いまある置場をどう使うかをご提案する立場です。

置場を作り直すかどうかを考える前に、いまの置場の使い方から見直してみてください。

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