廃棄物コラム
老朽化した生産設備を処分する前に|工作機械・製造ライン機器は資源になる可能性があります 2026.08.23
工場の生産設備を入れ替えたり、製造ラインを撤去したりするとき、古い工作機械や周辺機器の処分に困っていませんか。
大型で重量があるうえ、モーターや制御盤など複数の部品が組み合わさっているため、産業廃棄物として一括処分してよいのか、それとも資源として扱える部分があるのか、判断に迷うところだと思います。
結論からお伝えすると、老朽化した生産設備でも、鉄フレーム・モーターの銅線・制御盤の配線など、材質ごとに分別することで資源として評価できる場合があります。
ただし、評価できるかどうかは機械の状態や材質、付着物の有無によって異なるため、個別の確認が必要です。この記事では、生産設備を処分する前に知っておきたいポイントをまとめました。
目次
- 1. 老朽化した生産設備、そのまま捨てて大丈夫か
- 2. 資源になるかどうかは何で決まるか
- 3. 設備入れ替え・撤去の現場で実際に出るもの
- 4. 生産設備のどこに資源価値があるのか
- 5. 大型・重量物でも相談できる
- 6. 相談前に準備しておきたい情報
- 7. まとめ
1. 老朽化した生産設備、そのまま捨てて大丈夫か
設備更新やライン入れ替えにともなって撤去された工作機械・製造ライン機器は、見た目には「古い産業廃棄物」に映るかもしれません。
しかし、鉄くずや機械部品、設備部品、工具類だけでなく、アルミ材やステンレス材、モーター、配線、制御盤なども、資源として買取・再資源化の対象になり得ます。
処分先を決める前に、資源として評価できないか確認してみる価値があります。
2. 資源になるかどうかは何で決まるか
「資源化」とは、ゴミとして処分するのではなく、売却できる資源として扱うことです。生産設備が資源として評価できるかどうかは、機械の材質や状態によって変わります。
鉄フレームやアルミ部品といった単一素材の部分だけでなく、モーターの銅線や制御盤内の配線など、複数の材質が組み合わさった部分も、分別の仕方次第で評価が変わってきます。
油や樹脂などの付着物を取り除き、材質ごとに分けて保管しておくと、評価が上がる場合があります。まとめて一括で処分するより、事前に相談したほうがよい理由はここにあります。
3. 設備入れ替え・撤去の現場で実際に出るもの
実際に、工場の生産設備入れ替えにともなう撤去の現場では、加工機本体だけでなく、制御盤や配線、空圧機器、搬送用の架台、回転盤、モーターなど、さまざまな部品が一式でまとまって出てきます。

こうした一式は、材質ごとに分けて評価することで、産業廃棄物として処分するよりも資源として活用できる可能性があります。
実際に、当社ではこの生産設備入れ替えにともなう撤去案件で、トラック2台分の機械・部品一式を買い取った実績があります。
4. 生産設備のどこに資源価値があるのか
生産設備の資源価値は、主に次のような部分にあります。
・鉄フレームや架台などの鉄くず
・モーター内部の銅線
・制御盤内の配線
・アルミ部品やステンレス部品

特にモーターは、銅線を取り出し、油を抜き、非鉄金属と鉄を分けるという解体作業を丁寧に行うかどうかで、買取単価に差が出るとスクラップ買取業者のコラムでも紹介されています※。
工場の生産設備から回収したモーターも、材質ごとに分別することで、評価が高まる場合があります。
※分別の丁寧さによって単価が最大2倍以上変わる場合があるとされていますが、当社の実績値ではありません。
5. 大型・重量物でも相談できる
生産設備は大きく重いものが多く、搬出できるかどうか不安に感じる方も多いと思います。当社は東海地区最大級のネットワークを活かし、こうした大型・重量物についてもご相談いただけます。
ただし、実際の搬出方法や対応可否は、現地や写真の確認をしたうえでのご案内となります。
6. 相談前に準備しておきたい情報
ご相談いただく際は、次のような情報や写真をご用意いただけるとスムーズです。
・機械全体が分かる写真
・銘板や刻印が分かる近接写真
・おおよその台数、寸法、重量の目安
・保管場所や積込み条件、希望時期
型式や製造年が分かる銘板の写真があれば、あわせてお送りください。分からない項目があっても構いません。写真を拝見したうえで、こちらから確認させていただきます。
まとめ
・老朽化した生産設備も、材質ごとに分別することで資源として評価できる場合があります
・評価できるかどうかは機械の状態や材質によって異なるため、個別の確認が必要です
・設備入れ替え・撤去で出た機械一式も、当社での買取実績があります
・大型・重量物でも、写真をもとにご相談いただけます
処分先を決める前に、まずは写真を撮ってご相談ください。台数や寸法が分からない場合でも、全体写真や近接写真をご用意いただければ、確認しやすくなります。