廃棄物コラム
電源装置を捨てる前に|資源化のポイントと注意点とは 2026.08.18
工場や倉庫、通信設備などで、電源装置を更新・撤去することになったとき、まとめて産業廃棄物として処分してよいのか、迷ったことはありませんか。
今回は、電源装置を捨てる前に知っておきたいポイントと、古い機器特有の注意点を、廃棄物管理のプロの視点からご紹介します。
目次
- 1. 電源装置、そのまま捨てて大丈夫か
- 2. 資源になるかどうかは、何で決まるのか
- 3. 撤去現場で実際に出るもの
- 4. 古い機器で気をつけたいこと
- 5. 資源化を依頼するときの流れ
- 6. まとめ
1. 電源装置、そのまま捨てて大丈夫か
工場や倉庫、通信設備などの更新・撤去にともなって、電源装置がまとまって出ることがあります。金属製のケースに収められたこれらの機器には、資源としての価値が残っている場合があります。
電源装置のような電気設備も、金属くずとして資源化を扱う業者に引き取られている例があります。
産業廃棄物としてそのまま処分委託すると、処理費用は基本的に排出者側の負担になりますが、資源として引き取ってもらえれば、処分費用を抑えられる可能性があります。
まとめて処分する前に、資源として評価できるかどうかを確認しておくことをおすすめします。
2. 資源になるかどうかは、何で決まるのか
「資源化」とは、ゴミとして処分するのではなく、売却できる資源として扱うことです。
電源装置が資源化できるかどうかは、内部に使われている金属の種類(銅・鉄・アルミなど)、劣化の程度、数量によって変わります。
同じような外見の機器でも、内部の構成によって評価は異なるため、「必ず資源になります」とは言えません。材質、状態、数量などを確認したうえで、資源として評価できる可能性があります。
3. 撤去現場で実際に出るもの
設備の更新現場では、配電盤や電源ボックスが一度にまとまって出てくることがあります。

配線や什器と違い、配電盤・電源装置は金属製のケースにまとまって収められているため、仕分けの単位が分かりやすいという特徴があります。
4. 古い機器で気をつけたいこと
電源装置の中には、製造から年数が経過した古い機器が含まれることがあります。
古い電気設備の一部には、PCB(ポリ塩化ビフェニル)を含む部品が使われていた時期があり、含まれている場合は法令に基づいた適正な処理が必要です。
写真だけで内部の部品や製造年を判断することはできないため、「PCBが含まれている・いない」を断定することはできません。
古い機器を処分する際は、専門的な確認を行ったうえで進めることをおすすめします。エコ・コンシェルジュでは、PCBやアスベストを含む可能性がある設備の対応支援も行っています。
5. 資源化を依頼するときの流れ
電源装置を資源化する際は、一般的に次のような流れになります。

1、現場の状況(機器の種類・数量・製造年など分かる範囲)を相談・確認する
2、必要に応じて、材質や状態、古い機器であればPCB等の有無を確認してもらう
3、資源化できるものと処分が必要なものを仕分けする
4、回収・引き取り、または処分を実施する
現場の広さや搬出経路、数量によって必要な準備は異なるため、事前の相談が欠かせません。
まとめ
・電源装置も、金属くずとして資源化できる場合がある
・資源化できるかどうかは材質・状態・数量によって異なり、個別確認が必要
・古い機器はPCBを含む可能性があり、専門的な確認が必要な場合がある
・処分の流れは、現場確認から仕分け、回収という順で進む
まとめて捨ててしまう前に、まずは現状を写真に撮って、お気軽にご相談ください。
金属の種類が分からない場合でも、全体写真、近接写真、保管量が分かる写真をご用意いただければ、確認しやすくなります。
古い機器の場合は、銘板(型式・製造年が分かる部分)の写真もあると、確認がスムーズです。
エコ・コンシェルジュでは、電源装置の資源化から、PCB・アスベストを含む可能性がある設備のご相談まで、幅広く対応しています。