廃棄物コラム
生産設備の撤去を相談するとき|下見から工程表づくりまでの流れをご案内します 2026.10.19
「生産ラインを丸ごと撤去したいが、何から相談すればいいのか分からない」。
こうした声をよく伺います。
この記事は、製造業でよくある相談をもとにした想定ケースです。
ご相談から、撤去、書類の受け渡しまでに何が起きるのかをご案内します。
目次
- 1. 最初に伺うこと
- 2. 下見で確認すること
- 3. 資源になる部分と、処分が必要な部分を分ける。
- 4. 工程表をつくる。
- 5. 書類のこと
- 6. まとめ
1. 最初に伺うこと

最初に伺うのは、どの設備を、いつまでに撤去したいか、という点です。
新しい設備の導入予定が決まっている場合は、その日程もあわせてお聞きします。
あわせて、生産ラインの全体、気になる機器の近接、稼働状況が分かる写真をお願いしています。
写真は、お問い合わせフォームから添付してお送りいただけます。
お電話が通じない時間帯でも、送信できます。
撮影は安全にできる範囲で構いません。動いている機械に近づいたり、機器の内部を開けたりする必要はありません。
2. 下見で確認すること
お送りいただいた写真で分かる範囲を確認したうえで、必要に応じて現地へ伺います。
下見では、電源の位置、配管の有無、搬出経路、床の状態を見ます。
当社が下見で電源・配管・搬出経路を確認し、安全計画は施工する協力会社と打ち合わせます。
その先の撤去、搬出、運搬、処分は、協力会社が行います。
3. 資源になる部分と、処分が必要な部分を分ける。

機器をまとめて産業廃棄物として扱う前に、資源として評価できる部分がないかを見ます。
確認の結果、資源として扱える部分と、処分が必要な部分の両方が残ることもあります。
費用の見通しは、こちらから先にお出しします。
必要な工程を並べて、それぞれに何がかかるのかをお示しします。減らせるところがあればお伝えします。
4. 工程表をつくる。
撤去する範囲と、確認できた条件をもとに、工程表を組みます。
新しい設備の導入予定がある場合は、そこから逆算して、いつまでに撤去を終えるかを決めます。
工程にかかる時間は案件によって異なるため、日数はその都度お伝えしています。
5. 書類のこと
処分が必要なものについては、委託契約やマニフェスト(産業廃棄物管理票)といった、法令で定められた書類が関わります。
マニフェストは、産業廃棄物を出す事業者が交付するものです。委託契約は、廃棄物を出す事業者と、実際に運搬や処分を行う会社との間で結ぶものです。
どの書類がどこまで必要になるかは案件によって異なるため、着手する前に確認します。
当社は、その書類が滞りなくそろうよう、間に入って確認と調整をします。
案件によっては、処理の内容を示す証明書をお渡しできることがあります。
どなたの名義で発行するか、どの様式になるか、そもそも発行できるかは、案件によって異なります。
6. まとめ
- ・最初に伺うのは、撤去したい設備と時期、そして写真です。
- ・下見では、電源・配管・搬出経路・床の状態を確認します。
- ・下見での確認と提案までが当社で、撤去・搬出・運搬・処分は協力会社が行います。
- ・費用の見通しは、こちらから先にお出しします。
- ・委託契約やマニフェストといった書類は、着手する前にどこまで必要かを確認します。
撤去したい設備の範囲と、いつまでに終えたいかをお知らせください。生産ラインの全体が分かる写真を添えていただけると、確認が進みます。
あわせて読みたい
混合金属くずを相談するとき|写真の確認から書類までの流れをご案内します
資源を残し、自然を守り、次世代の子供たちに美しい自然を残したい。
子供たちに残そう美しい自然。それが、私たちエコ・コンシェルジュの願いです。