廃棄物コラム
大規模な改修工事が始まる前に|木くずと金属くずでは費用の向きが逆になります 2026.09.19
工場や倉庫の改修、設備更新を控えると、撤去品や廃材の処分先をどう決めるかで悩む担当者は少なくありません。
現場から出るものは、金属だけとは限りません。木くずが、金属と同時に、大量に出ることもあります。
この2つは、費用の向きが逆になることがあります。分け方を決めておかないと、搬出の途中で判断に迷うことになります。
この記事では、大規模な改修や設備更新で木くずと金属が同時に出る場面を、実際の現場の写真とあわせてご紹介します。
目次
- 1. 解体・改修で出るのは、金属と木くずです
- 2. 木くずと金属くずでは、費用の向きが逆になります
- 3. だから、出したその場で分ける必要があります
- 4. 分けた分だけ、積み込みも分かれます
- 5. 相談は、工事が始まる前に
- 6. まとめ
1. 解体・改修で出るのは、金属と木くずです
解体や改修の現場からは、鉄骨や配管などの金属と一緒に、木くずも出ます。
角材や板材、パレット材といった木くずも、同時に、大量に出ます。どちらが多く出るかは、建物の使われ方や工事の範囲によって変わります。
下の写真は、大規模な事業所の倉庫で撮影したものです。中央には、木くずと金属がまだひとつの山になっている様子が写っています。
木くずと金属が混ざったままだと、あとの判断がしづらくなります。
2. 木くずと金属くずでは、費用の向きが逆になります
木くずと金属くずでは、処分にかかる費用の向きが逆になる場合があります。
金属くずは、資源として評価できる可能性があります。状態や材質によって評価は異なりますが、廃棄物として処分するのではなく、売却につながることもあります。
一方、木くずは処理する側にあたることが一般的です。木くずのご相談も承っておりますが、金属くずのように資源として評価される方向ではなく、処理費用がかかる方向で考える必要があります。
混ざった状態のままだと、この両方の判断ができなくなります。木くずに紛れた金属くずも、金属くずに紛れた木くずも、正しく評価しにくくなるためです。
3. だから、出したその場で分ける必要があります
費用の向きが逆になるものが同時に出るからこそ、出したその場で分けておくことが大切です。量が多い現場ほど、あとでまとめて分け直すという方法が成り立たなくなります。
下の写真は、同じ倉庫の別の場所を撮影したものです。

あらかじめ置き場所を決めておいたことで、出た時点から分かれた状態が保たれています。あとから選り分ける手間が、ここで消えています。
当社では、こうした分別方法や分別場所のご提案、回収手順のアドバイスを行っています。
4. 分けた分だけ、積み込みも分かれます
分けておけば、積み込みの方法も、それぞれに合ったものを選べます。
下の写真では、作業員が木くずを手で仕分けています。その横では、クレーン付きのトラックが、木くずの束を一度に荷台へ積み込んでいます。

手で分ける速さと、機械で運ぶ速さは違います。分かれているからこそ、それぞれのやり方で進められます。
こうした搬出や積み込み、クレーンでの作業は、協力会社が行っています。
当社が担うのは、分別の方法や置き場所をご提案し、回収の手順をアドバイスすることです。
5. 相談は、工事が始まる前に
大規模な改修や設備更新では、着工前のご相談をおすすめします。当社が行うのは、分別方法や分別場所のご提案、回収手順のアドバイスです。
現地の下見は、当社が行います。搬出や積み込み、クレーンでの作業は協力会社が行い、当社は分け方と順番を決めて、書類が揃うまで見届けます。
なお、量が少ない場合や、積み込みに手間がかかる場合は、費用のご負担が発生することがあります。他のごみが混ざっている場合も同様です。
ご相談の際は、お問い合わせフォームから、現場の写真を添えてお送りください。これから撤去する範囲が分かる、引きの写真が役立ちます。
すでに出てしまって積まれている場合は、その山の写真をお送りください。写真だけでなく、動画も送っていただけます。
歩きながら撮影した動画のほうが、状況が伝わりやすい場合があります。危険な場所での撮影は必要ありません。安全に撮影できる範囲で構いません。
株式会社エコ・コンシェルジュでは、工事の日程が決まった段階でご相談いただくと、段取りを組みやすくなります。
6. まとめ
- ・解体・改修の現場からは、金属だけでなく木くずも同時に、大量に出ます
- ・木くずと金属くずでは、費用の向きが逆になることがあります。混ざったままでは、費用の向きが見えなくなります
- ・出したその場で分けておくと、あとでまとめて分け直す必要がなくなります
- ・分け方から搬出の順番、業者の手配、書類の確認まで、窓口は当社一つです
- ・ご相談は、工事が始まる前に。現場の写真や動画を添えて、お問い合わせフォームからお送りください
大規模な改修や設備更新のご予定がある場合は、撤去する範囲が分かる写真をご用意のうえ、お問い合わせフォームからご相談ください。
この記事のつづき
同じ「廃棄物コラム」の記事です。前後の回もあわせてご覧いただけます。
▶ 次の記事を読む汚泥の処分を依頼する前に|バキューム車で中身だけを吸い上げる回収◀ 前の記事に戻る置いたままのドラム缶|中身より先に容器が傷んでいます