廃棄物コラム

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鉄くずを捨てる前に|打抜き屑と丸棒の端材、形は違っても資源として確認を 2026.08.26

プレス加工や機械加工の現場では、打抜き屑や丸棒の端材といった鉄くずが、毎日のように発生します。

「形も大きさもバラバラだから、まとめて産業廃棄物として処分するしかない」と考えていないでしょうか。

同じ工場から出る鉄くずでも、形が違えば「これも資源として確認できるのか」と迷う場面があります。

今回は、実際に自動車部品を製造する工場から出た、打抜き屑と丸棒の端材の写真をもとに、廃棄物管理の専門家の視点からご紹介します。

目次

  1. 1. 打抜き屑や丸棒の端材、まとめて処分していませんか
  2. 2. 結論:形が違う加工くずでも、資源として確認できる可能性があります
  3. 3. 同じ工場から出る、形の違う2つの鉄くず
  4. 4. 評価に影響する条件
  5. 5. 相談前に準備してほしい情報
  6. 6. まとめ

1. 打抜き屑や丸棒の端材、まとめて処分していませんか

自動車部品や機械部品を作る工程では、プレスで打ち抜いた後に残る丸い金属片(打抜き屑)や、切断・旋盤加工の後に残る丸棒状の端材が、日常的に発生します。

工程が違えば出てくる形も違うため、「これらは同じように処分してよいのか、それとも別々に扱った方がよいのか」と迷う担当者もいるはずです。

多くの現場では、コンテナが埋まるたびに産業廃棄物として処分委託しています。処分費用は基本的に排出者側の負担になります。

まとめて処分する前に、資源として評価できる部分がないか確認する余地があります。

2. 結論:形が違う加工くずでも、資源として確認できる可能性があります

打抜き屑のような小さい部材と、丸棒の端材のような大きめの部材は、見た目の印象がまったく違います。

ただし、どちらも金属の加工くずであることに変わりはなく、材質や状態を確認したうえで、資源として評価できる可能性があります。

エコ・コンシェルジュでは、金属資源の買取・再資源化支援の対象品目として「鉄くず、機械部品、設備部品、工具類、刃物類」を挙げています。

形状の違いだけを理由に、最初から処分対象と決めてしまう前に、一度確認することをおすすめします。ただし、実際の評価は材質・数量・状態によって異なるため、断定はできません。

3. 同じ工場から出る、形の違う2つの鉄くず

実際に、自動車部品を製造する工場から出た鉄の加工くずの例をご紹介します。写真のコンテナは、協力会社が設置・管理しているものです。

現場によっては、お客様がご自身で用意されたコンテナを使われている場合もあります。

回収用のコンテナに、自動車部品工場の打抜き工程で出た丸い金属片が大量に積み上がっている様子
回収用のコンテナに、自動車部品を製造する工程で発生した打抜き屑(丸いワッシャー状・リング状の金属片、材質は鉄)が大量に積み上がっています。手前に写っているのは、撮影時にコンテナのそばに立っていた当社担当者の安全靴です。
回収用のコンテナに、丸棒状に切断された金属の端材が積み重なっている様子
同じ工場から出た丸棒の端材(材質は鉄)です。打抜き屑とは形がまったく違いますが、同じ工場から発生した鉄の加工くずという点は共通しています。

この現場では、実際に当社が内容を確認したうえで、買取につながった実績があります。金額や取引条件は案件ごとに異なるため、ここでは触れません。

あくまで「形の違う加工くずでも、確認の対象になり得る」という一例としてご紹介するものです。

なお、今回は材質が鉄であることを現場で確認できていますが、刻印や色味だけでは材質を判断できない場合もあります。

現物を確認せずに材質や価格を断定することはできないため、必要に応じて成分確認などの専門的な判定を行う場合があります。

4. 評価に影響する条件

同じ「鉄くず」でも、資源として評価できるかどうかは、次のような条件によって変わります。

・材質(鉄、非鉄、ステンレスなど)
・他の廃棄物や異物、油分・樹脂などの付着の有無
・数量やまとまり具合
・保管状態

打抜き屑のように小さい部材が大量にある場合と、丸棒の端材のように1本ずつが大きい場合とでは、数量の数え方や保管のしやすさも変わってきます。

「必ず資源になります」とは言い切れませんが、条件を確認したうえで、資源として評価できる可能性があります。

5. 相談前に準備してほしい情報

スムーズにご案内するために、次のような情報をご用意いただけると助かります。

・対象物の全体写真、近接写真、銘板や刻印が分かる写真(あれば)
・材質、品名、用途、発生した工程
・おおよその数量、重量、寸法
・付着物、油、樹脂、異物の有無
・保管場所、積み込み条件、希望時期

材質が正確に分からない場合でも構いません。見た目だけでは材質を判断できないことも多いため、まずは写真を送っていただき、内容を確認したうえでご案内します。

収集運搬や処分、成分分析などは、連携する専門事業者が行います。当社は内容を確認したうえで、適切な処理につなぐための手配・連携を担当します。

6. まとめ

・打抜き屑と丸棒の端材のように、形が違う加工くずでも、同じ工場から出る鉄くずとして資源評価の対象になり得る
・実際に、自動車部品工場から出た打抜き屑・丸棒端材を、当社が確認のうえ買取につなげた実績がある
・材質は刻印や色味だけでは断定できず、現物確認が必要な場合がある
・評価に影響するのは、材質、異物の付着、数量、保管状態などの条件
・処分する前に、まず写真を送って相談することができる

エコ・コンシェルジュは、東海地区最大級のネットワークを活かし、金属資源の買取から産業廃棄物の適正処理まで、状況に応じてご案内しています。

打抜き屑や丸棒の端材のように、形が違う加工くずをまとめて処分する前に、一度確認してみてください。全体写真、近接写真、おおよその数量が分かる写真をご用意のうえ、ご相談ください。

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